分析
大気測定
シックハウス測定、作業環境測定、 悪臭測定、その他の大気調査及び分析
シックハウス測定
シックハウス(室内空気汚染)問題に関する検討会(厚生労働省)及び建築基準法(国土交通省)、学校環境衛生の基準(文部科学省)に則して行います。
現在、省エネ対策や快適性能として住宅の密閉性が高まってきましたが、逆に「目が痛む、頭痛や吐き気、めまいがする。」などの症状が多く報告されてきています。これは、住宅建材や接着剤に含まれるホルムアルデヒドや揮発性有機化合物(トルエン、キシレンなど)が原因とされ、「シックハウス症候群」と呼ばれています。
ホルムアルデヒド、トルエン、キシレン、エチルベンゼン、スチレンの5物質は新築・改装直後や春先から夏の高温時期において揮発しやすく、様々な健康被害の原因となっています。
作業環境測定
労働安全衛生法(厚生労働省)に則して行います。
作業環境中に有害な物質が存在する場合、その物質を除去するか、安全な濃度まで低減させる必要があります。また、低減が難しい場合には、保護具を着用させて、作業者の健康を守らなくてはいけません。
作業環境中の有害な物質としては、有機溶剤、重金属類、粉じんなどの一般的なものから電離放射線、騒音、振動、高温、高湿度などの物理的な因子もあります。
労働安全衛生法では、作業環境測定を「作業環境の実態を把握するために空気環境、その他の作業環境について行うデザイン、サンプリング及び分析、解析をいう。」と定義しています。この一連の作業を当社の作業環境測定士が実施いたします。
悪臭測定
悪臭防止法(環境省)に則して行います。
悪臭防止法は、昭和46年に工場や事業場から発生する悪臭から住民の生活環境を保全するために制定されました。現在、悪臭防止法において規制されている項目は、特定悪臭物質22項目もしくは、臭気指数、臭気濃度による規制となっており、各地方公共団体によってどちらによる規制を行うかは委任されています。悪臭防止法による規制は、製造工場、下水処理場、ホテル、病院、飲食店などといった全ての事業所が対象となります。その事業所の敷地境界線、排出口、排出水の3か所が規制対象となります。